中国南極観測隊、ロボットによる調査を完了
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南極の氷帽で試験と調査を実施するロボット |
2カ月間の度重なる調査と試験により、中国第28回南極科学観測隊は、長距離極地漫遊ロボットの試験を完了した。同ロボットは一見したところ、キャタピラ付きの軍用車両に見える。同ロボットの重量は約500キロで、三角キャタピラによる移動システム、自主運転システム、遠距離通信ステーション、荷重システム等による支援を受ける。同ロボットは極地の−40℃の低温環境下でも、正常に作業することができる。中国新聞網が7日報じた。
中国第28回南極科学観測隊は2011年12月下旬より、南極中山ステーションが位置するLarsemann丘陵にC級GPSスポットを8つ設立した。中山ステーションのGPSステーションと同時にモニタリングすることで、精度の高いC級GPS網を形成できる。これらの地理座標計算スポットはLarsemann丘陵を全面的にカバーし、同地区の地図を更新するマッピング作業に向け堅固な基礎固めを行った。 (編集YF)
「人民網日本語版」2012年2月8日
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調査員の莫玉兵氏がGPSスポットを設置中 |